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活動内容
シンポジウム・講演
観光庁主催のパネラー出席 平成25年6月17日 (土)
ユニバーサルツーリズム“旅行が障がい者の意欲に効果”推進に向け議論を展開
観光庁は、高齢者や障がい者など誰もが気兼ねなく旅行ができる環境作りのため「ユニバーサルツーリズム」を推進している。
シンポジュームは検討会メンバーの大学教授や医師など関係者が登壇し、旅行が障がい者にもたらす効果や現状、推進に向けた議論を展開した。
北星大学客員教授の秋山哲男氏は「ユニバーサルツーリズムの促進にむけて」と題し、ユニバーサルツーリズムの定義などを説明。
三軒茶屋リハビリテーションクリニック院長の長谷川幹氏は、長年障がい者や高齢者とともに旅行に出かけている経験から、旅行がもたらす効果を語った。80歳代のパーキンソン病の女性の例をあげ、「重度で無表情の全介助を必要としていたが、旅行をきっかけに持久力がアップし、表情も豊かになった。教科書的にパーキンソン病は現状維持か悪化だが、それを覆した」と述べた。
旅行に対するハードルは高いが、一歩目が出れば、2歩目はすぐ出ることや、役割を与えることで自信につながることを紹介。「障がいがあってもできたという実感が必要。そのなかで旅は最も効果的だ」と語った。
旅行業の現状は、先進的な取組みをしているANAセールス田中穂積氏、クラブツーリズム渕山知弘氏、昭和観光社代表・バリアフリー旅行ネットワーク代表平森良典氏の3名のパネリストと地域活動における現状は、先進的な取組みをしている日本バリアフリー観光推進機構代表中村元氏、日本ユニバーサルツーリズム推進ネットワーク代表鞍本長利氏の2名のパネリストで、あるべき姿に近づけるためには、全体のスキルアップの実現と情報の整備や送り手と受けての連携などに必要性についての議論を交わした。

パネルディスカッションの様子